- 2009-02-06 (金)
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アメリカカンザイシロアリは、乾いた木材中の僅かな水分で生育できるシロアリです。 元々日本には居なかった種なのですが、木材や家具の輸入によって運び込まれたようです。
土の中に巣をつくるヤマトシロアリやイエシロアリと違って、加害した木の中に巣(孔道)をつくり、 蟻道や蟻土を作りません。また、温度変化や環境湿度の影響を受けにくいとされています。
アメリカカンザイシロアリの被害
加害は建物下部材だけでなく、小屋組材までおよびますので、建物全体に被害が及びます。 巣(コロニー)の周辺は空洞になってしまいますので、被害箇所によっては、耐震強度が著しく低下する可能性があります。 米国・カリフォルニア州では中程度の地震で倒壊した例があるようです。
ヤマトシロアリやイエシロアリと比較すると食害の進行が遅く、住宅にアメリカカンザイシロアリが侵入してから被害の兆候が現れるまでに 数年かかるといわれます。早期発見が難しく、駆除法が確立されていない上に再発率も高いため、 被害は広がりやすいといえます。
どんな格好をしているか
羽アリ(有翅虫)の体長は6-8mm程度で頭部は赤褐色、他は黒褐色。 動きは非常に敏速で、暖かい日に少数で飛び立ちます。 体色が似ていることから、日中に群飛するヤマトシロアリと誤認されやすいので注意が必要です。
兵蟻は8-11mm程度、頭部は濃褐色で頭部前方は黒色です。
職蟻は全体が乳白色で、ほぼ円筒状です。ヤマトシロアリやイエシロアリよりも大きく、ずんぐりしています。 容易に他の階級に分化する能力をった疑職蟻で、数頭でコロニーを再生できます。
アメリカカンザイシロアリの繁殖速度
羽アリがつがいとなって始まった巣(コロニー)の成長は、 数ヶ月のちに2~5頭の職蟻が孵化し、2年目でも1頭の兵蟻と12~20頭程度の職蟻がいるに過ぎません。 しかし、5年目には約800頭、10年目で1800頭、15年目で2600頭と推定されています。 兵蟻の割合は、5年目から4~5%で一定となります。
1つの巣に何頭くらいいるか
数百?数千頭で1つの巣(コロニー)を作っているようです。 1軒の建物に1つの巣(コロニー)というわけでなく、 たくさんの巣(コロニー)が1軒の家の中でバラバラに点在していることが多く、発見と駆除を難しくしています。
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