- 2009-02-06 (金)
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巣が充実してくると、アメリカカンザイシロアリも他のシロアリと同様に 羽アリが飛び立ち、雄と雌がつがいになって新たな巣を作ります。 今回は羽アリの巣立ちと侵入経路、被害発見の手掛かりについて書いてみたいと思います。
羽アリの巣立ち
木の表面に穴を開けて羽アリが飛び立ちます。 羽アリの飛び出す時期は、所によって、条件によって、集団によってまちまちです。 春夏秋冬どの時期でも、割合温暖な日に少数ずつ飛び出しますが、主に7月?9月の昼間に目立ちます。
灯火には集まりません。同一家屋内か、近隣に順次拡大します。 飛ぶ距離は一度に2?3メートルしか飛ばないものが多いと言います。
住宅への侵入経路
羽アリの飛来か被害材の搬入によって侵入します。 他の木(軒下、木製ドアなど外部に露出した木部)へ直接飛び渡ったり、 基礎の換気口から侵入することもあります。家具の木部にコロニー(固体群)を作ったまま運ばれてくることもあります。
羽アリは雌雄が対となり、翅を落として材の表面に穿孔し、1センチほどの深さに洋ナシ状の王室をつくります。 穿孔は早材部や割れ目、窪みなどから行うことが多いようです。穿入孔は木片と排出物で塞いでしまうため、 侵入時の食害痕は発見が難しいようです。
被害を発見するには
粒状の乾いた糞(拡大鏡で見ると均一な俵状)が発見の決め手です。 糞は乾燥した砂粒状で、長径約1ミリ、黄色から褐色です。 糞が見られたら、どこかに(多くの場合その直上)に生息部位があると考えてください。 軽く叩いてみて糞が落ちるような材木が生息部です。
ごく初期には糞は発見されず、侵入部位には柔らかで軽く、しかも新鮮な木粉(木屑)の小さなまとまりが見られます。 木粉や羽根が落下している場合は、近所から飛んできて間のない状態と思われます。
コロニーを発見する探知機としては、聴診器や超音波探知機、マイクロ波探知機などがあります。
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