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文化財『犬山寂光院 薬医門』

施工日2007年4月

施工内容シロアリ予防施工

  • プレッシャー式噴霧器を使って吹き付けました。高い浸透性に加え施工対象が古木であることも手伝って、驚くほどの吸収量でした。(エコボロンPRO)
  • 本当なら穿孔注入したいところですが、登録有形文化財なのでドリルは用いずほぞやボルト穴など、可能な箇所にたっぷりと注入しました。(DOT.45)
  • これで半年ほど様子を見て、穿孔被害が止まれば更に本堂などの修繕工事にも採用されます。その場合は非常に大規模な施工が予想されますので、お楽しみに。(DOT.45)

関東では桜にも葉が目立ってきた4月12日、愛知県犬山市にある犬山寂光院というお寺の施工に行ってきました。

犬山寂光院の開山は654年、大化の改新の頃に孝徳天皇の勅願によって建てられた由緒ある山寺です。別名「もみじでら」。桜も綺麗に咲いていましたが、秋にはそれは見事な紅葉が山を覆うのだそうです。継鹿尾山(つがおさん)という山そのものが寂光院という趣。木曽川のほとり33万平米の敷地内に4つの登録有形文化財があり、今回エコボロンPROを施工する「薬医門」もそのうちのひとつです。

そもそも何故エコボロンPROを施工することになったのか。聞けばここ数年、お寺全体にケブカキクイムシと思われる穿孔被害が拡大しているとのこと。これまでにシロアリ駆除剤や燻蒸処理などを行ってきたものの、どれも効果が一時的で喰いとめるには至らなかった。そこで、効果が持続するエコボロンPROを、ということになったそうです。

施工は、1.木部全面にエコボロンPRO処理、2.柱の上部の施工可能な箇所にDOT.45処理を行います。

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